ちなみにLiLFeSで書くなら以下のような形になるでしょう。
他にもたくさんのプリンシプルがあって、こういったプリンシプルが主辞の親の形を形成し、しいてはHPSGの構文木が決まるわけです。また、実はスキーマはTHE ID PRINCIPLE(主辞句は必ずスキーマのうちどれか一つと単一化されないといけない)と呼ばれているプリンシプルで用いられています。head_feature_principle($HEAD,$MOTHER) :- $MOTHER = (SYNSEM\LOCAL\CAT\HEAD\ $X), $HEAD = (SYNSEM\LOCAL\CAT\HEAD\ $X).
つまり、HPSGにおける親子の制約は、
HPSGにおける親子の制約 = (THE-ID-PRINCIPLE) Λ (THE-HEAD-FEATURE-PRINCIPLE) Λ (その他のプリンシプル1) Λ ... Λ (その他のプリンシプルn)となり、THE-ID-PRINCIPLEは、
THE-ID-PRINCIPLE = (スキーマ1) ∨ (スキーマ2) ∨ (スキーマ3) ∨ ... ∨ (スキーマn)となります。
二宮 崇 & 坂尾 要祐